「緊急雇用対策」の目玉、ハローワークにおける「雇用支援ワンストップサービス」
11月の県内企業倒産は10件(東京商工リサーチによる)でリーマンショック以降、最少となりましたが、以前として多くの企業が資金情報では厳しい状況にあります。労働者にとっても、もしも失業してしまったら…と、不安感が払拭できない日々となっています。
そんな状況の中、緊急雇用対策の中の1つとして「雇用支援ワンストップサービス」が、11月下旬から一部の地域でスタートしたとのことです。まずは、東京都、愛知県、大阪府などの都市部のハローワークにおいて試験的に実施され、利用状況をみながら、実施都市・実施日を増やしていくことが検討されています。
「雇用支援ワンストップサービス」とは、ハローワークにおいて「職業の紹介」や「生活支援の貸付け」、「住宅手当の支給」、「就業の支援」(働きながら介護資格を取得できるようにする)などの複数の手続きについて、失業者が一括して行うことのできるサービスです。
これまでは、上記の複数についての手続きを別々のところに申請しなければなりませんでしたが、各行政機関の職員などが一体となり、失業者に対し雇用支援するためのサービスを行うというものです。
このサービスの実施を有効に利用し、失業率も改善の方向へ進んでくれることを願うばかりです。