お知らせ

●2009.7.27

パワハラ対策

夫の自殺はパワハラが原因…!

 

 

先日、「夫の自殺はパワハラが原因」であったと新潟労働基準監督署に労災申請が行われていたことが分かりました。

妻の主張では、上司から

「新人研修で勉強して来い。」

「係長なんてやめちまえ。」

などと言われていたということです。

パワハラを行う上司にはそれを行っているという認識が全くないというケースが非常に多いため、日常的にパワハラが行われていることがあるようです。

 
ここでパワハラを受けたときどうするか…対処法を考えてみます。

 


 

   1.    ストレスが溜まる前に相談を

 

   精神的に苦痛であると感じるならば人事に相談を。昔と違って親も教師も怖かったころに比べ、今はそれらが優しい時代です。激しい叱り方をされ、それを愛情と受け止め、慣れていくということが難しいのかもしれません。ストレスが溜まって心の病につながってはいけませんので、まず相談してみましょう。

 

しかし「人事」が適切な第三者機関であるか否かが重要になってきます。中小企業の人事では、ここで必要になってくる問題解決機能を保持していない場合があります。その場合は注意が必要でしょう。

 

    2.  上司の気持ちが落ち着くよう対処を

   人事や社長に訴えて、最悪の結果を招くかもしれない…そう考えるならば、外部へ訴えるのはいま少し、思いとどまる方が賢明でしょう。こうした気の合わない上司、同僚にはどこへ行っても出会う可能性が多いからです。こういう上司の対処法を勉強する機会だと前向きにとらえ、その対処法を勉強してみる、もしくはおだてて取り入ってみる、などといろいろ試してみてはどうでしょうか。

 

ストレスは溜まるでしょうから、自分自身を守るために、休日趣味に没頭する、他人とざっくばらんに話し合う、など解消法も考えてみましょう。

  

  3. 自分でストレス解消するしかない

   訴えて立場が悪くなる、上司が変わることなんてありえない、と考え聞き流す方法を覚える、など自分が体勢を入れ替えてみてはどうでしょう。パワハラを受けたらその場は謝ってその場を治め、精神的安定を保つためにも、自分自身のストレス解消法を見つけたほうがよいかもしれません。

 

この時代、訴えればもしかしたら勝てるのかもしれませんが、もし勝てたとしても自分がその会社に居づらくなるのではないでしょうか。


 

 

このような事態を防ぐために最近の就業規則には、セクハラ防止と合わせて、パワハラ防止規定を設けるのが通例です。また、当事務所では管理監督者のための服務規程を別に設け、管理監督者としての心構えなどをより具体的に表現し管理監督者が認識を持って業務遂行できる体制作りをおすすめしています。

 

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